2011年2月 東京四季出版刊
この一書は自転車で奥の細道を辿った記録である。定年になって実行してみたいと願っていたことを行動に移したようだ。逆順だからもちろん大垣。二回目は夜行バスで、折畳自転車を携えて敦賀に行きそこから出発している。
芭蕉には忍者説があるが、大竹氏は忍者は曾良ではなかったかと考えたりして愉しそうな旅が書き込まれている。わたしも、曾良がたびたび芭蕉と別行動をとるのが不審であったが、忍者説があれば、謎を埋められる発展も・・。こうした旅が出来るのも大竹氏の親しみ易い性格が助けているだろう。