追憶といふ麦秋の匂ひかな   武藤紀子

「武藤紀子句集『冬干潟』 2017年  角川書店」より

森羅万象の中の揺れに身を任せているような、緩やかな詠みぶりが心地いい。ほかに(虫聴くや手足大きな西行が)(綿虫をしづかな鳥と思ひけり)(木枯に匂ひありとせば松の)(ゆうぐれに目を瞠けば花あふち)など。

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