綾取りの橋を手渡す鳥の恋    岩淵喜代子

「嶺」2016年8月  主宰・布川直幸
俳句月評ー俳句総合誌よりー 筆者・上原重一

(『俳壇』六月号「鳥の恋」から)・ 綾取りは、輪にした糸を手首や指にかけて琴、鼓、川などの形を作って遊ぶ女児の遊戯。私も幼い頃、男女の区別なく遊んだ。幼児を回想しての句であろう。遊びの綾取りからふと目の前の鳥の恋が目に入ったのではなかろうか。

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