かなかなのかなかな他を黙らせて  松山足羽

( かなかな)とはひぐらしの鳴き声で、(ひぐらし)(ひぐらし蟬)とも呼ぶ蟬の一種。夕暮れになると金属音のひぐらしの声が森の中を貫き始めると、あたりはそのかなかなという声の他には聞こえなくなる。(他を黙らせて)はそうしたひぐらしの音に耳を傾けている作者に行き着く。他に(頬杖や生きのびてきし冬日向)(二手二足たがひちがひに秋の道)など。松山足羽第七句集『究むべく』2016年 東京四季出版。

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