大竹多可志句集 『芭蕉の背中』2014年3月  東京四季出版

若水をごくごく飲んで外に出る
春浅し作務衣の僧が下駄鳴らす
野牡丹の花散る音を聞き留むる
長身の女が落葉踏みて去る
耳遠き振りをしてをり八重桜
手の中にまたもジョーカー冬の夜

奥の細道を自転車で廻ったりして活動的な俳句作家である。それが、(若水をごくごく飲んで外に出る)の明るさに繋がる。
行動的な感性と音への感覚が野牡丹の花散る音を聞き、女が踏みゆく落葉の音を感じていて物語的な要素が加わっている。

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