ににん創刊10周年祝賀会

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天候に恵まれれば半分は成功といえるかもしれない。このごろの天気予報に耳を貸していると日本中が荒れ模様、大雪注意報みたいな錯覚になるが、東京はとりあえず快晴だった。ほっとしながら早目に会場に入るともうロビーには先着の仲間がいた。

今回の祝賀会は少人数の会であるからとは言っても手順は同じである。受付の準備や名札の用意、席割の用意で大わらわ。出版社さんと来賓の席を中央にして、それを取り巻く席を仲間が埋めるという形に落ち着いて、会は時間通りに進行し、清水哲男さんが乾杯の音頭。

来賓は東京近郊の人ばかりだったが、仲間には遠来からの人もいて、雪掻きをしてから新幹線に乗ってきたという長野の人や、夜行バスで今朝着いたという大阪の仲間もいた。仲間にとっては「ににん」に寄稿してきた人々の名前と顔が一致する場目であり、来賓の方や出版社の方は、「ににん」内部の執筆者の顔を認識する場であっただろう。

事実、表2に書いている英訳からの「奥の細道」を読み解くのが木佐梨乃さんという30代の女性だったというのを驚いている人もいた。

中締めの正津勉さんは自分がいままで関わった雑誌はたいがい3号雑誌だったから、10年も続いたなんて驚きだが、岩淵さんは30年くらい生きそうだから、また30年後に集まりましょうなどと、いつもの破天荒な挨拶でひとくくりした。

この会でのアトラクションは田中庸介さんの自作朗読、それと、栗原良子さんの「武蔵野」の朗読。久しぶりの国木田独歩の文章を身近な平林寺の雑木林と重ねながら聴いた。

二次会もその席で延々と続いたが、さすがに飽きてきたので、近くでお茶漬け食べてお開きだったが、帰宅は真夜中になっていた。10年とは長いのか短いのか分からない。とりあえず、淡々と 昨日の続きを進んでいくしかない。

それにしても、何があったのか知らないが、人の舞台で出版社を罵るNさんの大人げなさには閉口した。

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