中吉の旅

130513_0917~01 旅行をすると暫く食傷気味になる。ひたすら食べることに興味を持つ娘夫婦との旅は、なおさらである。最後の留めは鎌倉の穴子丼である。

この穴子丼は孫と鎌倉に行った時に出会った食事処だ。カウンターに五脚の椅子があるだけで、初めて入った時に注文も聞かないでいきなり穴子丼がでてきた。勿論それを食べに入ったのだが、それしかない店なのである。実家に帰った孫がその味を絶賛したので、今回、味をたしかめるために立と寄りたいと言うのだった。今回もやっぱり注文は聞かない。黙っていても穴子丼がでてきた。酢飯に金糸卵と胡瓜の千切り、その上に穴子が乗っている。穴子が生かされた料理である。美味しかったが、朝のホテルの50品目を盛り込んだ朝食が消化しきれていない胃には堪えた。

それで、帰りの車の中で「今夜は素麺ね」と宣言した。スーパーでそれなら鯛素麺がいいと、4人分の食材を買い込んだ。レジの支払いが3、333円。なんとぞろ目だ。だからどうというわけでもないが、めったにこんなことはないだろう。これが7ならもっと弾んだかもしれないし、8だったらさらに盛り上がったかもしれない。3はさしずめ中吉、と言うあたりになるだろう。

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