文挟夫佐恵『白駒』 2012年12月  角川書店

幽(かくり)世の母の横顔明け易し   
死の床に横瀬の瀧音響かずや
天降り来し天衣をまとふ白牡丹
栗を剥く手力われに残りをり
これ以上紅くなれぬと椿落つ
老い我も祭の渦に巻かれをり
「これはいづれの媼にてあるぞ」初鏡

99歳になっても俳句がつくれるのだろうか、と自分を振り返ってしまう。その年齢の今を力まず、ありのままに切り取っているところが好感となる。

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