橘いずみ第一句集『橘』 2012年九月 ふらんす堂

エプロンの膝ついて摘むつくしんぼ
真つ白の毛糸編みゐて母となる
蜜柑むく母のとなりにすわりけり
噴水のてつぺんに雲湧いてをり
椎の実やこつんと孤独深めけり
教室のうしろに繭の深ねむり
せーたーより白き菟を抱きにけり

1963年生 「泉」同人。静寂な視線で身辺を掬い取った作品集。そのなかに子育て、学校と言う職場、父母のことなどが淡々と詠まれているのが好感を抱かせる。

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