伍藤暉之句集『PASISA』  2012年7月  ふらんす堂

PASISA  伍藤暉之句集

柚子匂ふ闇を乙女の頬と呼ぶ
不知火を一喝したる夜汽車かな
イブのおもちやアダムのおもちや隙間風
冬菫ジョン・レノンをまた見つけたよ
にはとりの蹴爪のけはい霞より

「PASISA」としたのも、映画「戦火のかなた」の原題。一句一句が輪郭を持ったことで成功している。

コメント / トラックバック2件

  1. 伍藤暉之 より:

    拙句集『PAISA』をブログでコメントいただき、誠にありがとうございます。第二次世界大戦の折り、イタリア系のアメリカ兵が、シチリア上陸時に「同郷人よ」という気持ちで使った言葉から、ロッセリーニ監督が映画題名に取り上げたそうです。
    日本映画では『西鶴一代女』が最愛の映画です。

    芭蕉・草田男は別として、柿本人麻呂・李白・ランボー・西脇順三郎、そして、ホメロスの詩を好んで読みます。

    残暑厳しき折り、お体大切に   町田市 伍藤暉之

  2. お目に留めていただきまして恐縮です。「ににん」も物語を詠む企画をずっと続けておりましたので、こうしたアプローチをする方がいるのはとても嬉しい事でした。

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