昨日は仲秋の名月、そうして今日は十六夜。名月に限って曇ることが多いのに今年はすでに何日も前から、月がずっと冴えていた。その月見のために、 毎月一度、夜間見学の出来る自由学園明日館に行ってみた。
羽仁吉一、もと子夫妻が創立した自由学園は大正十二年の関東大震災にも持ちこたえた建物。若い人がたくさん訪れていた。ガラス窓のシャープなデザイン、それが部屋の隅々にまで及んでいる。それにも関らずきわめて東洋的な雰囲気で落ち着ける。大きな部屋には暖炉があって焚く日もあるらしい。池袋駅から5,6分の位置にあるのに、周囲が住宅地で月もよく見えた。
建物の中央にあるカフエにはお月見だんごが備えられていた。誰だったろうか。家人からの「ここでも月は見えるのに」、という声を背中にしながら家を出てきた人がいたけど。
そうなのですか、明日館でお月見!
子供の頃から母の「婦人の友」で知っていた明日館の名。
自分が読者だった長い期間にも、訪ねたことはなかったのです。
一日二組の結婚式も挙げられているのですね。
リンクして頂いてありがとうございました。
・・・俳句を作り始めたのも、鷹羽狩行氏が選者になられた時の
「婦人の友」からです。
Yukukさん
ごあんないしますよ。
落ち着ける空間です。