川口襄第三句集『蒼茫』 2011年 喜怒哀楽書房

肩車されて見てゐる蜃気楼
田植笠風が子守をしてをりぬ
母がりは荷を解くところ月見草
青梅を捥ぐ綺羅星を摘むやうに
夜話の輪の中にゐるペルシャ猫

主宰「小澤克己」亡きあとの「爽樹」編集長。安定した詠みぶりのなかに新鮮さが感じられる。

コメントをどうぞ

トップページ

ににんブログメニュー

HTML convert time: 0.209 sec. Powered by WordPress ME