そんなに経ったのかなーと思うほどあっという間の10年である。総合誌「俳句四季」が9月号でその10周年としての「ににん」を「今月のハイラ」に登場させてくれるという。「ににん」としては、5周年のような特別な祝賀会はやらないが、これまでの物語を読む企画を41号で特集することにしている。
0号から始めたので、現在編集最中の39号は10年目ということになる。しかし、39号では半端だし、今年度の終わりの本で記念号とするのもきっぱりしないので来年一月五日発行の41号を記念号とすることにした。新年というおめでたさと表紙の変わり目をバネにしようと思っている。
10年という年月が必然的に変化せざるを得ない状況を作っていく。まずは、ひとりで何もかもこなしてきた雑誌の運営そのものを、少しずつ省略していかないと、体力が追いつかない。そんなことで、ホームページの管理もひとまずこの「喜代子の折々」と「原石鼎鑑賞」を残して、投句欄は閉じることにした。
この欄を通じていろいろな方の作品を見せていただいて、励まされてきたことを心からお礼申しあげたい。