昨日は、上田五千石の愛娘、上田日差子さんの「ランブル」10周年の祝賀会。アルカディア市ヶ谷 で夕方から始まった。五千石氏とは原裕先生が親しくしていたことから親近感を抱いていたが、日差子さんとのご縁は、随分昔に訪中団としてご一緒に中国の旅をしたことにはじまる。20年近く前だっただろうか。
偶然にも、こんどの「ににん」28号には、そのときの想い出を執筆していただいている。30代で主宰になった若い日差子さんをたすけようという気の漲った会場は、落ち着いた細やかな気配りがあった。多分五千石氏の弟子だったであろう、年輩の方々が、きりりと立ち廻っていた。主宰をしながら、子育てもやりこなしてきたのは立派である。
挨拶もそうしたことに焦点をあてる人は多かった。山本健吉の娘さん、といってもかなりな年輩の山本安見子さんは、五千石氏は太陽とか向日葵のような人物だったが、仕事でご子息に出会ったら、同じように太陽か向日葵だった。そのうち五千石夫人にも出会ったが、やはり太陽か向日葵みたいな人だったと語る。そして日差子さんは、それに劣らぬ太陽か向日葵みたいな人物という言葉に頷いた。
ランブルは10周年ではじめて、こうした会を開いたということだったが、それぞれ大きな節目を感じる時期というものがあるのだろう。