山西雅子句集『沙鴎』  2009年  ふらんす堂刊

  花びらのごとくつめたくなめくぢり
  小満のみるみる涙湧く子かな

こうした句を懐かしい人に出会ったように味わったのは随分前からインプットされている句だったからである。詩情の濃い作家である。

  大岩に石を供えて草の花
  宵闇や手を泳がせて子が走り
  チョコレート折れば冷たき夜更けかな
  船小屋に油のひほひつばくらめ

作品から醸しだされる無音な空気が不思議さを伝えてる。

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