毎朝近くの公園のラジオ体操に参加している友人が、そこで四つ葉のクローバーを見つけたと報告してきた。
「何で自分だけで満足してしまうのよ。一枚あったらそこには何枚かあるのよ。遺伝子があるんだから。明日も気をつけて探してきてね!!!」
と、私はあわてて言った。
「分かったわよ。あなたは文句をいうときだけ口がまわるんだから」
とぶつぶつ言っていた友人の、翌日の報告では、やはりそのあたりにはあるみたいだけと、踏まれてしまっていたから、また気をつけて探してみるわ、という事だった。
ところがその四つ葉のクローバーを、私も見つけたのだ。
昨日からたった一つの記事をみつけるために古い鹿火屋を繰っていた。ついでに整理もかねて中身もパラパラ開いていたら、昭和30年の「鹿火屋」に、形も完全に、しかもおおきなクローバーが挿んであった。
これって、50年以上も前のものだ。
昭和30年の鹿火屋は椎橋清翠さんから廻ってきた本。
この四つ葉のクローバーは岩淵さまがお採りになったものですか?
それとも、どなたかが挟まれたものでしょうか。
それにしても、なんとも美しい形!
私も、たとえば古い楽譜などに挟んであるのかも、などと思いました。
すこし楽しくなりました。
これは頂いた雑誌の中にありましたので、その雑誌を下さった方が挿んでおいたのだとおもいます。その雑誌が昭和30年度のものですから、何十年も眠っていたことになります。大きなクロバーで、僅かな傷もありませんね。