文庫本である。林 桂氏が代表の「鬣」が発行している。そういえば以前に紹介した林 桂 著『俳句此岸』も同じシリーズだった。あのときも書いたと思うのだが、やはり句集はこの形で、詩集のように持ち歩きながら読みたい。
スミレ咲き空はスミレに触れている
仔猫来る梢を揺らす風を見に
どこまでも枯野自転車空色で
春隣わたしの席はそこにない
謹んではそびらの形に闇があり
句集名の句は「梯子には月を磨きにゆく少年」があり、メルヘンチックな作品に本領を発揮している。
文庫本である。林 桂氏が代表の「鬣」が発行している。そういえば以前に紹介した林 桂 著『俳句此岸』も同じシリーズだった。あのときも書いたと思うのだが、やはり句集はこの形で、詩集のように持ち歩きながら読みたい。
スミレ咲き空はスミレに触れている
仔猫来る梢を揺らす風を見に
どこまでも枯野自転車空色で
春隣わたしの席はそこにない
謹んではそびらの形に闇があり
句集名の句は「梯子には月を磨きにゆく少年」があり、メルヘンチックな作品に本領を発揮している。
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