いくたびか月の夜を経て椿かな
杏咲くあんずぼかしのしあわせに
水打つやころころ水の珠法師
虹立つや積木の上に積木積む
まなこより鱗の落ちて烏瓜
平成2年に『貴椿』で俳人協会賞受賞。一句目「いくたびか」に続く叙述で椿が鮮明。目立たないがことばの斡旋によって対象物を引き立たせている。
いくたびか月の夜を経て椿かな
杏咲くあんずぼかしのしあわせに
水打つやころころ水の珠法師
虹立つや積木の上に積木積む
まなこより鱗の落ちて烏瓜
平成2年に『貴椿』で俳人協会賞受賞。一句目「いくたびか」に続く叙述で椿が鮮明。目立たないがことばの斡旋によって対象物を引き立たせている。
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