百瀬七生子句集『海光』 文学の森刊(2009年刊)

 この作家も海辺に住んで海辺を好んで、風土の恩恵に素直に身をよせながら詠んでいる。

   あたたかや魚の腹から小魚出て
   流れ来て干潟にのりし椿かな
   引潮を待つて杭打つ朧かな
   蛸の上に置かれし蛸のすべり落つ
   一枚の田のあめんぼのよく見ゆる
   つぎつぎと緑蔭の子の入れ替はる
   青鷺に魚の見えたる身の細り
   走りたき馬を走らす冬紅葉

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