大潮

金沢八景の海辺でなにやら採っている人がいた。「あおさ」かなー、と思いながら近づくと、浅蜊であった。連れが入漁権が必要ですか、と聞いたら何も要らない、と応えていた。それはそうだ、海はみんなのもの。

午前中の引き潮の間が浅蜊の採りどき。大きな笊にいぱいの浅蜊を見せてくれた。あげるよ、と言ってくれたが、これから金沢文庫へ廻らなくてはならないので、遠慮した。

asari1.JPG 

浅蜊の子供なのかどうか。とにかく小さいのに大きな貝と同じ形で同じ模様。比較のために50円玉を置いた。 ところが、帰りに寄った滋庵さんの店で「ますほの小貝」というものを見せてもらったら、この貝の4分の1くらいしかない。
夜道で仰いだ月は満月だった。

      山霊のむさゝび投げて春の月    石鼎    大正10年

コメント / トラックバック2件

  1. じあん より:

    昨夜は、退院後の初のお客様!!に、喜代子さんに来ていただいて、あれこれ面白いお話伺えて、愉しい夜でした。
    桜ありがとうございました。
    すっかり花見です。
    浅利の子供??柄がサイケデリックで面白いから、桜貝やますほの小貝より存在感ありますねー。
    帰られたあとに、二つぶ残ってました。
    ますほの小貝と一緒に入れたから、来年は新種誕生かもー。
    石鼎の本心待ちにしています。

  2. 全く手術などしたお体には見えない。
    痩せもしなかったし(笑)

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