やっと「ににん」のゲラもを印刷所に入稿。一つ片付いた開放感から、黒目川の土手へ出ることにした。この行動がいつからなのか、自然にそうなる。お天気がいいので、川の水が空色。
めざめると顔をあらって靴下をはいて出かける癖があります 斉藤斎藤
小川静弥さんに「新彗星」を貰ってから、ちょっと短歌に取り付かれていて、この歌も頭にこびりついたもので、自然に口にのぼる。今まで短歌を冗漫だと思っていたが、そうでもないことを認識した。斉藤斎藤のはかなり俳句的なのかもしれない。
橋の上から覗くと真下に大きな亀が見えた。ゆっくり川底を移動しているようだった。もしかしたら水の流れに逆らえないで動くのかもしれない。それに比べると鯉は泰然と流れに向かって屯していた。鴨は浅瀬で日向ぼこの姿。携帯も案外よく撮れる。