めぐらすに蝌蚪の水あり平林寺

 まさに小春日和。新年早々に「俳句あるふぁ」の編集の方を案内する都合もあるので、平林寺まで足を延ばしてみた。冬紅葉真っ盛りの時期で、どこを向いても、紅葉が降ってくる。

俳句を始めたばかりの頃、「めぐらすに蝌蚪の水あり平林寺」という句に出会い、この上をゆく平林寺の特徴を捉えた句は生まれない、と思ったことがある。この句、水原秋桜子だと、ずーと思い込んでいたのだが、必要があって調べてみたが、そうではないらしい。このことは、数年前の「俳句」にも書いたことがあったが、どこからも反応はなかった。いったい誰の句なのだろう。

蝌蚪の水とは、多摩川上水から引いている野火止用水のことである。寺の裏側を流れていて県の文化財。掘削技術が発達して、現在は利用はされていないからである。

平林寺の内外は武蔵野の雑木林で国の天然記念物指定である。多分この辺りは延々と雑木林が広がっていて、その間を松平伊豆守がひいた野火止用水が流れているだけだったのだ。その風景を想像してみると、武蔵野の雑木林の広さが実感される。

野火止用水に架かった橋に立つと、自分の影を写すことができた。倒れた幹の影も、まるで立ち木であるかのように錯覚する。

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