鴨がやってきた!

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黒目川に鴨がやってきた。鴨は地味な鳥なので、訪れてもあまり目立たない。それでも、鴨がいるだけで、川がほっとしたような、やすらかな表情に見えるのは気のせいだろうか。もう少し寒さがしまると百合鷗もやってくる。その鳥が来ると、遠くからでも一目でそれとわかる白さが、川を華やかにする。子供達がパン屑を撒いて呼び寄せる。

雁と違って、鴨の存在感ってほんとうにないみたい。その証拠に小説の中にも登場しない。せいぜい鴨鍋になるくらいに扱われ方である。捜していたら、『アヒルと鴨のコインロッカー』という題名の小説があるらしいが、読んだことはない。

            鴨啼くや嘴くらくあげ日の真下    原 石鼎

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