「ににん」27号へ転載しました

異土の夏雀の言葉もわからない      恵
春霖に孔雀の頸の柔らかさ            三千夫
すずめのゑんどうコップを逃走す        戯れ子 
春雷の過ぎて雀の空騒ぎ               たんぽぽ
冴え返りお地蔵さんに来る雀           半右衛門
華の夢に飛び込んだその雀かな     青葵
おそろしき孔雀おそろしき春月    坂石佳音
雲雀野に赤白黄の園帽子       祥 子  
葉桜や靖国雀静かなり        半右衛
親雀とべば子雀まへのめり      隠岐潅木
瞑りて温みありけり雀の子      shin
追ふ雀追はるる雀さくら時       たんぽぽ
雀路燕路あり町の空         坂石佳音
竹秋の雀色時長岡京         曇遊
愛でられてこの国に住む雀の子    祥子
蒲公英の色を汚さずむら雀      ミサゴン
すでに夜のはこべらにただ在る雀   石田義風
予後の庭早くも雀隠れかな      横浜風
荒川の荒瀬のあたり揚雲雀      森岡忠志
こころにもない言葉さらり寒雀      lazyhip
ニュートンや雀の恋のひらひらと     半右衛門
四十雀の黒ネクタイも三鬼の忌     ショコラ
野辺送りいとしや雀隠れに佇ち     高楊枝
さまざまに子持雀の小さき声      壽々女
菜の花や脚を揃へて跳ぶ雀       半右衛門
その中に贔屓の雀春の風邪       たんぽぽ
遊び場の砂の無くなる雀の子       十文字
葬りし雀の墓や日脚伸ぶ        岩田 勇
料峭や埴輪の笑みの雀いろ      たかはし水生
夕東風や雀が雀色の木に       たんぽぽ
鶯の鳴いて雀の鳴かぬかな      半右衛門
雀みな出払つてをり雛祭       たんぽぽ
蛤の夢に雀の跳ね止まず       三千夫
とんと来ぬ雀や菜飯まだ皿に      高楊枝
口開けて顔一杯の雛雀        半右衛門
バスを待つ著莪咲く里の雀見ず    隠岐灌木
銀河系水の惑星雲雀かな            祥子
雲雀丘花屋敷駅新樹光           曇遊
揚雲雀天を支へてゐるのかも     岩田 勇
揚雲雀田は喜びて水満たす        祥子
沈丁に酔ひし雀の笑ひ声        戯れ子
藁屑を零し窓辺の雀の巣       大山つきみ
雀知らぬ子もいるらし保育園      acacia
金雀枝の二樹にこだわる兜太の句    曇遊
まさおなる空に出入りの雀二羽      西方方人
ぽつねんと雀色して春の山        西方方人
燕来て目立たなくなる雀かな       ハジメ
浮世には知らぬが仏雀の子        ミサゴン
揚雲雀遠回りしてポストまで     ショコラ
投錨のえりもとましゆう雀の子      ヒデ
収穫を雀と語る案山子かな        祥子
まさおなる空に出入りの雀二羽     西方来人
ちゅんちゅんと声を残して消えにけり    acacia
パンくずをやうやく銜へ雀の子    岩田  勇
雀蛾の西日に溶けて夜になりぬ       三千夫
夕雲雀高く昇るは墜つるため       猫じゃらし
春風一陣雀ふとよろめきぬ      森岡忠志
揚雲雀影もろともに一つ点        隠岐潅木
燕雀も鴻鵠もなく春眠す          三千夫
雀みな出払つてをり雛祭         たんぽぽ

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