崖の上のポニョ

結局は宮崎駿監督が手掛けたアニメを全部見て居ることになるかも知れない。アンデルセン原作の童話「人魚姫」を基にした作品「崖の上のポニョ」は、人間になりたい金魚と小さな男の子の物語。

アニメなんだから、声優が長嶋一茂・ 天海祐希・ 所ジョージ・ 吉行和子・ 奈良岡朋子・ 土井洋輝・山口智子じゃなくていいんじゃないかとおもうけど・・・。しっかり名優が並んでいる。結果として、これまでの宮崎駿監督のものでは一番つまらい映画だった。

一場面一場面は面白いのだ、人間になりたい金魚がお転婆な女の子になって、海の上が駈けてゆく姿の愛らしさ。波のような魚というか、魚のような波といえばいいのか、それが崖の上まで這い上がる嵐の場面。このあたりは、アニメの面白さを発揮して、楽しませてくれる。

なんと言っても、女の子になった金魚の子が、実際の女の子の愛らしさを全部備えていて、たぶん映画を見た者達の心に棲みつくだろう。この女の子の妹達、すなわち人間にはならない無数の金魚が、女の子を応援して味方になるのも、なかなか可愛い場面だ。

だが、この両親が人なのだ。それも人間よりも数倍大きな人として現れる。そこに物語の不調和がある。親達が現れると、海の半分を隠してしまい、、突然世界が変わるのだ。   

今までの中で一番よかった物語はやはり「隣のトトロ」だ。このフューマニズムが自然に宜える。しかも、楽しませてくれた。あのネコバスは忘れられない発想だった。

実は映画が終ったあとに期待していたものがあった。スーパーの近くの駐車場の金網の中にたくさんの烏瓜の花が咲くのだ。映画のあとそれが見られると思ったのだが、外へ出たときにはまだ日が残っていて、烏瓜の花は来たときのままだった。それにしても、今年の夏は暑い。

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