北京ダック

「北京ダックを食べる吟行会」 なるものを企画するのは、慈庵さんしかいない。集ったのは12人。12時に国立新美術館を覗いて、それから、北京ダックの店まで、乃木神社・昔の龍土町の石鼎の住んでいたところに寄るという遠回りをしながら、六本木の中国茶房へ。

 はじめてたべた北京ダックはもう20年以上前の中国である。北京飯店という店だったと思う。そこで食べた北京ダックという思いがあったので、東京、しかも有名な中国料理の店で出てきた北京ダックには失望してしまった。その時は、

隣に中国を同行した鈴木栄子さんが居て、ふたりで、「これは東京の北京ダックだわね」と言い合った。からからの皮が2,3枚出てくるだけで、あまりにあっけない。

いくら北京ダックが皮を食べる料理だったとしても、全く皮だけじゃ美味しくない。その後も気になって、何度か北京ダックを註文してみたが、「これじゃーない」という印象しかなかった。

連れていってくれた飯店は北京ダックを1羽、2羽と註文する。そこで今回は本物だ、と期待した。皿に丸焼きの鳥を載せてきたボーイはそれを我々の目で確認させてから、皮を切って皿に並べてきた。その店にいく道々にも、中国料理の店を幾つも通り過ぎた。どの店にも「北京ダック」を特別目立つように表示してあった。

案外、そこには、中国料理の店がかたまっているのかもしれない。とにかくやっと出会えた北京ダック! 美味しかった。

コメント / トラックバック2件

  1. しんぱち より:

    ここの店は「内装」はともかく、コストパフォーマンスは高いと思います。私も北京で食べたものと比較しましたが、結構いけていると思います。
    句会のほうは皆さんの句にふれて勉強になりました。

  2. いえいえ、しんぱちさんも手強い俳句仲間です。

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