記念号と句集

『澤』創刊7周年記念号

「澤」は毎年、記念号では特集企画、それも400ぺーじもある大冊を作る。今回は20代、30代に焦点をあてている。結社内の20代、30代なのかと思いながら詠んでいたのだが、そうではない。俳壇全体を見渡しての特集なのである。
はじめに小澤實主宰と宇多喜代子氏の「がんばれがんばれ、20代、30代作家展望の対談」からはじまる。
読みごたえのある一書であると同時に、こうした特集のできる力のある結社を感じた。

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第九句集『椣原』 茨木和生著

椣原とは、茨木氏の住むあたりの地名らしい。
この作者の風土を詠むという影響は、若い人にも影響を与えているように思える、同じ時期に上梓した谷口智行氏の『媚薬』なども、風土を強烈に感じさせる一書だった。こうして、詠む方向性を持たない私などは、詠み方を意識して、方言方法を探る意識で進むしかない。そのどちらも感じないで、作り続けているひとは、本当に詩人的な俳人なのではないかと思う。

山椒魚大きな頭回しけり
日の昇る前の青空初氷
東寺出て少し歩けば葱畑
椣原は旧の名初景色
空色の鱗もありぬ桜鯛

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馬酔木1000号記念

水原春郎著 『紫陽花雑記?』
水原春郎編 『秋櫻子の一句』

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