けさ一句・季のうた 

  噴水の虹は手に取る近さなる      岩淵喜代子   

  雨上がりなどに、太陽と反対方向の空に現れる色のついた光の輪を虹とよぶ。空中の水滴粒子にあたった光の屈折と分光によって生じる。とすれば公園のなどの池の中に設けた、水が吹き出る装置にも虹は出来る。これは初歩の科学だが、俳句で詠んできた虹ではない。伝承俳句では噴水の虹を認めるかどうか分からないが、素材を広げるのは現代的俳句の方向。俗を詠むのは俳諧の精神でもある。(鑑賞 村上譲)

    信濃毎日新聞  愛媛新聞・2007/6/29 

 

 

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