編集

雷に怯えながら  [その他]  
 「ににん」は現在、編集済み、初校済みのデーターを印刷所に入れる。勿論、この最後の仕事にたどり着くまで何日も掛かる。さらに、その最後のデーターを紙焼きで、割付確認して、ようやく印刷所に送るのである。プリントされたページを繰っていくと、おのずと雑誌の形がはっきりする。ほっとするひと時である。 夕べは雷がひどいので、緊張しながらパソコンを開けていた。でも一方では、時を選ばないで訪れるパソコンの不調に怯えているので、出来たものはなるべく早く印刷所に送ってしまいたいと思うのである。終わったのは明け方だった。結構時間と神経を使う作業であるから、好きでなかったら手がけられないだろう。
 原石鼎が句集『花影』を作るときに、選句を活字にしたもので選びたいと駄々をこねて周りを困らせたようだ。今だったら容易にその願いを叶えて上げられるのに。たしかに、17文字はその「かな」と漢字の組み合わせによって印象が違ってくる。手書きと活字との差もまた、作品の印象の要素となるのだろう。

 

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