いじめ

(87)・・いじめ・・    
小学校の娘が学校から浮かない顔で帰ってきた。気をつけていたら三日ほど続いた。帰ってくるとカバンを置いて、机から離れないので、なんだか真面目になったのか、あるいは宿題がたくさんあるのかな、と思いめぐらしてみた。
だが気がついてから何日目だったか。
「ルリもひとりぼっちなのよね」
と、言っている娘の言葉が耳に届いた。
仲間はずれになったみたいだ。耳に入った言葉を確かめると、ワー、とばかりに堪えていたものを吐き出すように泣き出した。
どうしてそうなったかも聞かなかった。仲間はずれは何にもまして忌忌しき問題だからである。
私は、近所の娘の遊び仲間の家に出かけた。
子供の靴がいっぱいだった。
そこの主婦に訳を話すと、遊びに来ていた子供達を、奥から呼び寄せて事の次第を問いただしてくれた。
わが娘がカバンに落葉を入れたのが、最初の原因のようだった。
一緒に連れてきた娘もそれは認めていた。
「上がって一緒にあそびなさい」
と、主婦が言ってくれて、とりあえずは一件落着。
「よく言い聞かせるから、一緒に遊んでね」
と言い残して家に帰った。
シンデレラの継母はこんなとはしてくれないわよ、と娘に言ってやりたかた。
ルリもたまには役に立っていたのだ。

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