『四葩』5月号  主宰・松村多美

俳句展望     筆者 室生寛太

   目も鼻もありて平らや福笑ひ      岩淵喜代子
                                   (「俳句」2月号より)

正月の遊びではまだ人気の高い福笑い。この句を読むと、どうせ目隠しをしての遊びなのだから目や鼻が立体的でもよいではないかと思えてくる。作者が真面目にそう考えたのかと思うだけで楽しくなってくるめでたい一句である。

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