金閣の金もろともに水ぬるむ
水に映る金閣の 金、それがときどき風にゆらいだりしながら、あくまでも金色を失わない池の水。金もろともには、言いえて、格調のある句である。『貂』同人。
菜を洗へ布をさらせと春の滝
金閣の金もろともに水ぬるむ
国原に水あまりをり残る鴨
そこまでは杖のとどかぬ浮紅葉
八月の蟻に遅れてあゆみけり
いろいろの帯が行くなり里祭
みしみしと二階から来て成人す
金閣の金もろともに水ぬるむ
水に映る金閣の 金、それがときどき風にゆらいだりしながら、あくまでも金色を失わない池の水。金もろともには、言いえて、格調のある句である。『貂』同人。
菜を洗へ布をさらせと春の滝
金閣の金もろともに水ぬるむ
国原に水あまりをり残る鴨
そこまでは杖のとどかぬ浮紅葉
八月の蟻に遅れてあゆみけり
いろいろの帯が行くなり里祭
みしみしと二階から来て成人す
HTML convert time: 0.265 sec. Powered by WordPress ME