俳句月評 評者 高橋美登里
決闘の足取りで来る鷹匠は 岩淵喜代子
急行の速度になればみな枯野
(俳句2月号)
鷹匠になるための訓練の様子をテレビで見ていた。常に緊張の漂う景であった。作者はその鷹匠の足取りに決闘を感じたのだと思う。車窓の景、急行となると常緑の山も家並も、枯れ勝る彩に呑み込まれて枯一色の景になってしまうのだ。
俳句月評 評者 高橋美登里
決闘の足取りで来る鷹匠は 岩淵喜代子
急行の速度になればみな枯野
(俳句2月号)
鷹匠になるための訓練の様子をテレビで見ていた。常に緊張の漂う景であった。作者はその鷹匠の足取りに決闘を感じたのだと思う。車窓の景、急行となると常緑の山も家並も、枯れ勝る彩に呑み込まれて枯一色の景になってしまうのだ。
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