『破魔矢』『谷戸』『無尽蔵』につぐ第4句集
滴りの滴りてゐぬときもあり
秋風や他人といへば他人なり
残照を追うてきちきちばつたかな
日のあたるものは当たりて著ぶくれて
草餅や秩父嵐は外のこと
海を見る人に加はり夕月夜
追ひかけて行く気もなくて鰯雲
能役者の家を「能の家」ということばがある。この星野立子から椿へ受け渡され、さらに星野高士を生み出した家系はやはり「俳句の家」と呼んでいいだろう。
『破魔矢』『谷戸』『無尽蔵』につぐ第4句集
滴りの滴りてゐぬときもあり
秋風や他人といへば他人なり
残照を追うてきちきちばつたかな
日のあたるものは当たりて著ぶくれて
草餅や秩父嵐は外のこと
海を見る人に加はり夕月夜
追ひかけて行く気もなくて鰯雲
能役者の家を「能の家」ということばがある。この星野立子から椿へ受け渡され、さらに星野高士を生み出した家系はやはり「俳句の家」と呼んでいいだろう。
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