二度目の襲来

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ルリが血相あけて飛び込んできたのは一度ではすまなかった。
それも、前回と違う猫なのである。

動物は本能的に、その強弱が見極められてしまうということに確信が持てた。
これが人間なら、力だけでなく、智恵も武器になるのだが、動物は力だけで闘うのだ。

それにしても、なぜ強弱が分かっているのに、闘うのだろうか。虎が兎を追いかけてくるというのなら、理由がわかるが、ルリを追いかけてきた猫は何の目的があるのだろうか。

ルリが生意気に見えて懲らしめるためなのか。それとも、ルリが他所の縄張りに侵入して、追いかけられたのか。とにかく我が家としては、そうたびたび他所の猫が突入して来ては困ってしまう。
その日は、もう社会人になった娘も居たので、二人で懲らしめようと思い、手に手に棒を持って猫に向おうとした。

ところが、あちらの敏捷さは宙を飛んで、箪笥からピアノへ、ピアノから階段へ、顔を掠めて飛び交うので、危なくてうっかり近寄れない。
かろうじて逃げていく後背に棒があたったくらいのことしか出来なかった。
それでも、二人に攻撃されそうになたt記憶だけは持って帰ってくれたのではないかと思った。

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