1931年生れ 「京鹿子」主宰。第五句集『雲の唄』で、第一回文学の森大賞を受賞している。写実を確実に醗酵させた作品群で、風土詠をゆったりと捉えている。
山の端の日へ手をあげてゐる案山子
凩やふと奪衣婆のあたりとも
獅子舞のまづ大空を噛みにけり
麦の秋雲は小粒の二つ三つ
天からのははそ落葉と拾ひけり
1931年生れ 「京鹿子」主宰。第五句集『雲の唄』で、第一回文学の森大賞を受賞している。写実を確実に醗酵させた作品群で、風土詠をゆったりと捉えている。
山の端の日へ手をあげてゐる案山子
凩やふと奪衣婆のあたりとも
獅子舞のまづ大空を噛みにけり
麦の秋雲は小粒の二つ三つ
天からのははそ落葉と拾ひけり
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