雁としし座流星群の両方を見ようと勇んで出かけた旅だった。雁は塒入りも夜明けの飛び立ちも見るつもりで、沼に一番近い宿「ロマン館」に宿泊した。
最初の見学は雁のねぐら入りだったが、なにしろ蕪栗沼はナビゲーターにも表示されないで、地図をたよりに走るしかなかった。しかし、行けども行けども沼が現れない。雁の帰ってくる群は幾つも幾つも空に現れた。その雁の行方に従えば行ける筈だったが、舗装された車道は延々とその雁の帰る姿を遠巻きにしているばかりだったのだ。
宿の主に聞くと行き着けない帰ってくる人は多いのだという。そのうちに一度行ったことがある一家が、明日先導してくれるという情報を持ってきてくれた。
翌朝5時半に待つと神奈川から来たという若い家族で小学一年くらいの子を頭に三人の子供と猫が一匹乗っていた。やっと念願の沼の淵まで辿りつく事が出来て、夜明けとともに、近在の田圃へ餌を漁りに飛び立つ群が何度も何度も現れては散っていった。
帰りにはもうすっかり夜はあけて、既に田圃に降り立った雁の群にも出会った。 その後、仙台の街中へ行ってもまれに雁行が空にあった。 写真は携帯なので、ぶれていた。
おおー、もう行ってらしたんですか。
いっぱい来ているみたいですねー。
じあんは一月の末に行く予定で、それまで何羽か残ってくれることを、祈っています。
その頃なら雪景色もみられるかしら。
わたしは、本格的には、12月5,6日で、ねぐら入り、と朝の飛び立つのを
みにいきます。