画廊にて

西荻窪の画廊「数寄和」で和紙に書いた絵の展覧会。というよりも、画布として和紙を提供して若い画家たちに使って貰うという試みのようだった。その会を知らせてくれたのが、若山卓さん。ににんの創刊号の表紙を書いてくれた人だ。当時はまだ美大の学生だった。

そうしてみると、十年近くの月日が経ってしまっているのである。若山君は馬の絵を三点展示していた。もともと専攻が日本画だったから、和紙に違和感はなかったかもしれない。偶然だが、「ににん」も来年は10年目。当りまえのことだが、再来年は11年目だ。そこから新たな出発として創刊号に使用した絵を使おうかなと思っていたところだった。

そんなときに展覧会のお知らせを受けるのも不思議な偶然だ。でも彼は新たな絵を描きましょうか、と言ってくれた。たのしみである。一年あるから、じっくり構想を練ってもらえる。この会場に、なんと「ににん」に「茂吉ノート」を連載している田中庸介さんが、コメンテーターとして現れた。家も近くらしい。

コメント / トラックバック2件

  1. 若山卓 より:

    きのうは展覧会に足をお運びくださりありがとうございました。
    とてもうれしい再会でした。
    「不思議な偶然」のようなことが、実は不思議ではなく、こうなるべくしてなっているのかもしれない、と時々思うことがあります。ありがとうございます・・・。
    あらたな表紙絵。ぼくもたのしみです。

  2. 卓さん、そんなに背が高かったかしら、と思いました。
    たのしみにしています。

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