10月

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10月になってもうちの蛙は冬眠する気配はない。
「だってー、出来ないジャン」
と言っているような表情だ。

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 そうそう、忘れそうだったが子連れ蛙だった。
いいのいいの、お前たちは歳をとらないんだから。
10月は私の誕生月。誰もおめでとうなんていわないが、言われても何て応えていいのか。

今日は「ににん」が印刷所から届く日なので、留守にも出来ない。
多分、今頃は評伝「頂上の石鼎」も印刷所が発送準備をしているはず。今回秋号はその座談会「石鼎を語る」の後編と重なる。石鼎評伝は遅れ遅れの上梓だったが、ここでつじつまが合うことになった。

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原稿用紙500枚は随分厚くなるものである。思わず知らずに厚くなってしまったが、肩が凝ることもなく読めると思う。すでに随分前から、10冊単位で申し込んで下さった方も数人いるが、これから、出版社のためにも、宣伝しなければ・・・。

コメント / トラックバック2件

  1. 猫髭 より:

    今日、予約していた「頂上の石鼎」が届きました。
    一気に読了。いやあ、面白かった。
    欲を言えば、石鼎の写真を何枚かと「鹿火屋」や俳画、色紙の写真等も入れて欲しかったと思いますが、見事な石鼎評伝でした。
    伝記と作品鑑賞とが竪糸と横糸で織りなされ、やがて「石鼎」というひとりの純粋俳人がタペストリーのように鮮やかに甦る樣は、実にスリリングで、一緒に石鼎の人生を辿っているような臨場感がありました。謎は謎のまま残る部分も、連載中は、もう少し突っ込めないかと思いましたが、こうして一本として見ると、これはこれで岩淵さんとしては精一杯近づいた節度ある距離ではないかと思えました。
    石鼎ファンとして、石鼎再評価につながる見事な堡塁を築いた評伝の白眉だと思います。熟読に値し、また自分なりの石鼎像を新たに結ぶよすがとなる贈物を貰ったように思いました。

  2. ありがとうございます。
    本として出来上がったものを手にして、こんなに厚くなるのかと吃驚しましたが、案外読み易い、というのは再度読んでみて感じました。読み始めたら途中では投げ出さずに読める、というのだけを確信いたしました。読んで貰わなくては始まりませんからね。

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