美空ひばり20回忌

24日は美空ひばりの20回忌。23日の昨日のNHK歌番組は各分野の歌手がすべて美空ひばりの歌を唄った。美空ひばりほど伝説を持った歌手はいないだろう。その上に52歳で亡くなった、というのも伝説を生みやすい。円熟の真っ最中にこの世を去ったことになる。

聞くところによると、「ひばり伝」と名のついた本の出版は400冊くらいあるらしい。そして今日はたぶん最後の「ひばり伝」となるだろう『「蒼穹流謫 」 講談社刊』の著者齋藤愼爾さんを中心に「美空ひばりを偲ぶ会」が西葛西の料理屋で行われた。

齋藤さんと美空ひばりとはおよそ結びつかないのだが、その唐突な取り合わせが期待感を持たせる。集った50人ほどの大方は編集者・作家・装丁家。俳人は10人くらいだったろうか。久し振りに柿本多映さんにお目に掛った。「ににん」の仲間との旅で三井寺をご案内して頂いて以来である。このために近江から出てきたのである。

美空ひばりの子供となった加藤和也氏もきていた。後ろでひとつに束ねた独特のヘヤースタイルで、店に入ってきたときにすぐにそれと分かった。誰にとっても、ひばりは好き嫌いを越えて、懐かしい存在ではないだろうか。昭和という時代の傍らに、いつもひばりが存在して、あまり意識しなくても、ひばりの歌の一つや二つは歌えるだろう。

本はこれから読むのだが、齋藤さんが中学まで育った山形県の飛島から始まるのも、いままでの「ひばり伝」とは違ってきそうである。

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