彩夏祭

8月の第一日曜日の前後は、我が朝霞の市民祭り。土曜日の夜は花火大会のために町中の家が空っぽになっているのでないだろうか。
要するに市が祭りを作りあげたのである。だから、長年積み上げれば伝統行事ということになる。

彩夏祭としていろいろな催しがある。野球だかソフトボールだかの試合をしていた年もあったし、尾崎豊のフイルムライブを行なったこともある。和太鼓の競演は毎年やっているようだ。街の中のどこで何をやっているのか、全部を把握していない。

一番人気というより、目に触れやすいのが鳴子踊りである。これが凄まじい音楽で凄まじい踊りを競い合う。団体毎の競演だから、銀行だったり、建設会社だったり、宗教団体だったり、その他にもちろん地域単位の会があったり、規模も財力も多彩である。
しかし、その踊りは、わたしはどうも馴染み難い。情緒がないなどと言ったら、古いといわれそうだ。
グループごとに音楽も踊りも違うのだが、喩えれば手裏剣を投げる一瞬の動作を想像してみよう。あの一瞬の直線的、かつ先鋭的な動作が、連続するのである。
そのいでたちもまた、祭半纏の長いのを、羽織って暴走族の集団かと思うようでもある。

それを、時には方肌を見せ、ときには両肩を脱いで腰に捲き付け、鉢巻をして踊っている。それでも、そんな中に小さな子供混じって、同じ衣装を纏っていると、ミニチアを見ているようで何んだか可愛い。音楽もグループ毎に選曲、編曲したものを使ってかない勇ましい。

いつか行った郡上八幡踊りを思い出す。一晩中、それも一ヶ月つづく盆踊りは他に無いだろう。この行事のために近在から泊りがけで若者が集まる。郡上八幡の踊唄は一つではなくて、変化がある。

その上にも、若者は変化を求めて、突然輪から抜け出して小さな輪を作る。どうするのかと思ったら、ツービート的というかフオービート風にスピードをつけて踊りだすのである。そうなっても踊りに乱れが無い。長い伝統の中で培われたたしかな所作ともいえるので、見物人の目を釘付けにする。

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