ににん編集者募集

現在ににんの会費として集るのはおおよそ年間50万円。それに多少の寄付と、会員が買ってくれる雑誌の売り上げ金で賄っている。勿論、封筒代やら発送費を含めてだと言ったら、その経費の安さに驚く人は多い。

安いからと言っても、発行部数は一回ごとに400冊から450冊である。そのうち贈呈は出版社やら図書館を含めて250冊余。日本中へはりめぐらしたアンテナで安い印刷所を見つけたから可能なのである。もうひとつの安さは、すべてをデーターで送り、いちおうワードの紙焼きにしたページレイアウトも送り、校正は一回で済ませるからである。これは、ワードで制作した私のデーターで何回も気の済むまで校正を行なってもらうからである。

すでに書いたことだが、この行程のほとんどを私が一人で行なっている。ほんとうは同人誌なんだから、みんなが等分の力を差し出して一誌が出来上がるのが理想である。それは、地域的なこと、技能的なことで不可能である。それなら交替はどうだろうか。

誰か名乗りを挙げてくれるといいと思っている。もちろん、それはれっきとした「ににん」編集長ということになる。この編集長が交代でもいいのではないかと思っている。与えられる権限は「ににん」誌上の企画である。やりたいようにやって欲しい。

やりたいようにと言っても、現在ににんの会費は決まったページを作る費用だけの赤字財政である。この赤字の補いと、特別企画をするための費用は一般読者の購読費が使われる。この購読費の許す限りの範囲で、雑誌が面白く読めるようにするのも、たくさんの購読者への還元である。現在は、「物語を詠む」への寄稿と、座談会の企画がある。

「古志」の主催長谷川櫂氏が若い雑詠選者を打ち立てて、交代制にするという。そうして、「狩」が副主宰を立て、雑詠選は三人の弟子に任せると発表した。雑誌の常識も少しずつ変化していくようだ。

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