テーマ俳句『馬』ににん秋号掲載

馬上から人も乱すや多度祭り            石川順一
惜春や祖母と乗馬の幼き日             石川順一
海風の通る馬車道夾竹桃              中村光声
半身は闇の中なる竈馬かな             坂石佳音
馬上にて晩夏の原の波状見ゆ            隠岐灌木
終戦忌馬糞拾いを競いけり              平田徳子
絵の馬の風鈴聞き入る素振りかな          西方来人
大夏野馬は開放されてをり               ハジメ
種馬の男根凛凛し夏の雲               中村光声
瓜の馬教わりしまま子に伝ふ             西方来人
楽団をお馬が先導春うらら              小夜
山開き馬の背中に揺れながら            小夜
馬方の居そうな木曾路草いきれ          西方来人
馬が茄子食べたよ食べた砂が舞う         月湖
シャガールの馬は夏空飛びにけり         ミサゴン
馬の背のあまりに大き夏の空            ミサゴン
並足のリズムは涼し馬と風             ミサゴン
走馬灯見つめる頬に色映り              小夜
走馬燈老いて隙なき父の鑿             石田義風
沙羅の花おさなごゆらす木馬かな          曇遊
麦秋やかの日も聞きし馬頭琴            中村光声
いなさ吹く馬の匂いの資料館             さわ
青嵐動き止まざる馬の耳               森岡忠志
新馬鈴薯のめくれる皮の香りかな          遊起
夏草に馬頭観音隠れけり               西方来人
梅雨の日の吾は司馬遼妻清張           岩田  勇
走馬灯会いたき人みなお国替え           華子
水馬の動いただけの波が起き            ミサゴン
名の由来は知らず馬珂貝鮨旨し          たか楊枝
曲屋に馬と暮らした青田風             ミサゴン
粉粉の外れ馬券や薔薇の門             ハジメ
木曽馬ののっと現わる霧襖             岩田勇
菜園に馬面胡瓜下がり居り            半右衛門
馬冷す父子の会話はずみおり            さわこ
馬蛤貝を小筆で誘う浜辺かな           半右衛門
まばたきをしてる馬居て青葉風           acacia
一張羅の麻服で往く競馬場             宮島 千生
夏草を食む馬の居て雲の飛ぶ          半右衛門
怪談に耳欹てる仔馬かな              半右衛門
韃靼を還らぬ軍馬終戦日              中村光声
馬へ行く姉に先んじ汗まみれ            石川順一
草競馬魅入りてあつし砂煙             幹夫
重馬場に牝馬末脚競り勝ちて            幹夫
水馬バケツにいるよどこからや            曇遊
馬肥ゆる嬰固太り気短か             森岡忠志
皐波背に坂駆け上る島の馬           横浜風
大岩の馬頭観音さみだるる           ミサゴン
騎馬戦の少女は紅し運動会           西方来人
人参をねだる馬蹄の地団駄よ           華子
馬刺し食ぶ白露の宿の奥信濃          岩田 勇
藤椅子に司馬遼開く昼下り            宮島 千生
茄子の馬帰りの時刻はグーグルで       さわこ
馬乗りの毛虫二度轢く三輪車           隠岐灌木
馬なくて誰を酔わせる馬酔木花          小夜
馬塚に供花一輪や田水沸く           岩田  勇
子ら乗せて驢馬悠々の猛暑かな          acacia
夏神宮クラブの白馬子等はしゃぎ         acacia
暗がりに馬追い鳴くやススイッチョ        半右衛門
蝉時雨馬の耳なら何と聞く             横浜風
馬集め来て夏の夜の映画館            阿愚林
流鏑馬の土ぼこり舞う夏祭り            ミサゴン
雷鳴に聞き耳立てし仔馬かな           西方来人
茄子の花馬の耳持つ十七歳            恵
炎昼や馬蹄の焼ける匂ひして           森岡忠志
皐波背に坂駆け上る島の馬            横浜風
牛馬のつなぎの標赤とんぼ             西方来人
父の背を馬跳び越ゆる子の涼し         隠岐灌木
軽雷に種付馬の耳うごく               たかはし水生
炎天や馬蹄擦れたるアスファルト          玉裳
馬の耳釘付けにする南風かな           さじ太
大岩の馬頭観音さみだるる             ミサゴン
水馬はがねの水を蹴りにけり            中村光声
馬歯馬歯と馬齢を加ふ昼寝人          横浜風
長々と馬の尾ゆるる夏野かな           さじ太
こんな時馬の嘶き草蛍                 ミサゴン
馬跳びの子等の歓声片陰り              中村光声
馬小屋の匂ひ消さざる扇風機           ハジメ
馬だつて淋しい梅雨でありにけり          中村光声
風青し白馬重賞初制覇                宮島 千生
馬の耳釘付けにする南風かな             さじ太
登山馬帰路の値引は知らぬまま           隠岐灌木
有蹄の欠けても牝馬夏奔る              幹夫
荷馬車降り家路は遠し秋の暮             富沢
空を斬る立派な尻尾とたてがみよ          桐原 恵
終戦日遠き記憶の軍馬かな            中村光声
海風の通る馬車道夾竹桃               中村光声
二つ三つ馬と戯る夏帽子               西方来人
一つ木に馬の集まる青嵐               たんぽぽ

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