表紙絵

中西さんから電話があった。何度もお目に掛っているのだが、そんなに親しく話したことはない。彼女は最近、結社誌を創刊したが、その表紙のセンスは最近の雑誌の中では抜群である。

「表紙だけじゃねー」と謙遜していたが、私は雑誌は器も大いに大切だと思っている。そんな中で、今お気に入りの二つの一つが中西さんの「都市」、そしてもうひとつが、向田貴子さんの「歴路」である。

向田さんの雑誌は贅沢で、毎月表紙絵が違う。同じ作家のものだが、幻想的な絵を月がわりで楽しませてくれる。
「いいわねー」とか「贅沢ねー」とか、向田さんに会う度に口をついて出てしまう言葉だ。

「いやー・・・、そんなお金は払えないのよ、と言ってあるので、本人自前の表紙なの。あとで、作品集として発表する積りで描いているみたい」とおっしゃった。うーん、なおさらいい。

ところで、中西さんの用事は、週刊俳句の「俳句つながり」から頼まれたので私のことを書く、というのだ。それだけではない。そのあと、こんどは、私が誰かのことを書いて、その人にバトンタッチするらしい。いやー、どうしよう。「そのひと、インターネットを使ってないとね」という。

buroguyou1.jpg  中西夕紀主宰 『都市』創刊号

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