紫陽花

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一昨日の夕方のほんのひとときの雨だったが、まさに驟雨という降り方だった。その雨で枝折れした紫陽花。まだ色が出ないでクリーム色っぽい。でも青よりもさわやかでいい感じ。ずーっと紫陽花は白から青、そうして赤紫に変化するものと思い込んでいた。思い込んでいた、と言うには訳がある。今でも解決しない不思議な体験である。

紫陽花の花は白が青になることはないのだろうか。ずいぶん昔、もう俳句を始めていたころで、一人で熱心に鎌倉を歩いたことがあった。というよりは、方向音痴の私の唯一ひとりで安心して歩ける土地だったのだ。

ある日明月院に出かけたら、紫陽花が咲き誇っていた。それも真っ白に。そのときはあまりその白であることに意識を寄せていなかったが、それから10日ほど経ってからまた同じ明月院を訪れたのだ。そのとき明月院の紫陽花はみんな青だったのだ。

「あー色が変わったんだ」と思っていた。ところが翌年は咲き始めから青くて、白い紫陽花は一つもなかったのである。それからも紫陽花の明月院を訪れるたびに、その色に意識を寄せてしまうのだが、寺全体が白なんていう出会いはなかった。

ところが、もっと驚いたのは、白紫陽花は白のままで、種類が違うのだと言う。たしかに、我が家の紫陽花が青から赤紫に変化はするが白色に咲いたことはない。そうだとすると、明月院の紫陽花が真っ白だったのは夢の出来ごと???。

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