浅井愼平句集『冬の阿修羅』2009年12月  俳句四季

コスモスの黄色の揺れる猫の町
曇り日や苺は赤く皿白く
一月の水甕に浮く雲一つ
すれ違う尼僧は風の沈丁花
何処までが青空なのか冬近し
ゆで卵ふたつに割れば雁帰る
満洲や昭和印の燐寸箱

 俳句もシャーターチャンスを狙うものと思っている。写真家である浅井氏の視点を感じながや読むのは楽しい時間であった。ことに色彩感あふれた句に惹かれた。

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