2009年12月 のアーカイブ

12月

2009年12月4日 金曜日

「俳句四季」の作家訪問というページに登場することになった。子供のときの写真も要るらしい。それで、久し振りにアルバムを開いてみたが、20歳以前のものがそっくり見付からない。卒業アルバムなども見付からない。私の子供時代は写真は写真やさんで撮るのだから、そんなに数があるわけではないのだが。

作家訪問とはいうのだが、出かけるのはこちらからで、とりあえず、今日は無い写真は無いまま市谷のグランドヒルへ出かけた。このページは社長の松尾さん自身がお書きになるので、どんな印象になるのかは、お楽しみということになる。

そのあと西洋美術館で「古代ローマの遺産」展を見た。ーー栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ、という副題もついているように、出土の壁画などは、そこから掘り出されたもの。アンリ・ルソーの絵をモネ風に柔らかくしたような壁画で囲まれた部屋は庭の中の部屋と言う感じだった。

ポンペイの遺跡はじっくり歩いたことがある。石畳に馬車の車の跡が残っていて、壁の中に水を通した冷暖房装置があるというのも驚きだった。フォロ・ロマーノは、確かローマの中心地の坂を上っていくと見下ろせる場所に、廃墟のままあるのではなかったかと思う。ポンペーはともかく、あのフォロ・ロマーノがあの場所にそのまま残してあるというのも、訪れたときの驚きだった。

外へ出たときには真っ暗で、昼間は気がつかなかったクリスマスツリーのイルミネーションが点っていた。携帯に、毎日題を交互に出し合って作っている俳句が届いていた。このところ相手が巧くて負けている。

薬喰

2009年12月1日 火曜日

茨木先生が送ってきた猪肉で、滋庵での「猪鍋」の忘年会 ミクシーのたくちゃん・うさぼん・しんぱちさん・アネモネさん、あとは失念。猪肉は想像していたような野性味はなく、意外や食べやすい。塩焼きもまた美味しい。感触は豚肉の少し歯ごたえのある肉、という感じで、まさに今日は薬喰。

鍋の中で柔らかくなった大根が美味しかった。多分、肉からのうまみが溶けているのだろう。最後の仕上げは、もちろん饂飩である。滋庵さんが何回も鍋にいれる猪肉の赤さに、牡丹肉といわれる由来を納得。

井原西鶴『好色一代男』中に「干鮭は霜先の薬喰ぞかし」とあるように、四つ足以外の鳥や魚などをさしても薬喰と言っていたので、随分と質素な食生活だったのが想像できる。当時から見れば現代は毎日が薬喰だ。最後に茨木先生の大阪弁の賛美歌で盛り上がった。

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