節分

年賀状に立春を期に句集を出します、とご挨拶をしてしまったが未だ出来てこない。表紙のデザイナーさんが印刷所にクレームをつけたみたいだ。やり直しているので10日ほど遅れます、と出版社から連絡があった。でも、立春を明日に控えてみれば、やはり立春という弾んだ日に発送したかった。

年賀状でご挨拶してしまったので、もう「句集」を申し込んで下さった方もいるので、このごろは出来上がりを待っている気持ちになってきた。句集というのは印刷所に入れるまでは随分と悩むのである。選句していくと、消したい句ばかりになって、これでは句集に出来ないわ、と思うのである。

多分、自分から作ろうと思ったら何時まで経っても句集にはならないだろう。出版社さんのほうで急かれてやっと入稿したというのが実情である。ここまでしか出来ないと観念しての入稿である。しかし、手を離れてしまうと居直ってしまう。どうもがいてもそれしかないのだから、というような気分なのである。

第一句集「朝の椅子」は十年くらいの月日を重ねているが、第二句集「蛍袋に灯をともす」はそれ以上の年月を掛けていた。主宰が病気で句集を出すなどとは言い出せなかったからだ。第三句集「硝子の仲間」はそれからすれば随分短い年月である。三年半くらいの作品をまとめたものだが、なぜかあのときは句集を出そうという気力を湧いてきて、自ら出版社さんに依頼したのだ。今回も年月にすれば第三句集と同じくらいの短い年月の作品集である。

句集を何故作るかといえば、そこで自分をリセットしたいと思うからである。なぜか、リセットしないと今までの自分が脱皮できないような窮屈さを感じるときがある。それに句集は、年月が長いと内容の密度が濃くなるとも思えない。勢いのようなものが必要なのである。今日は雪で明けた。この冬最初で最後の雪である。  ににん 

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