霜柱

「ににん」の仲間の句会は平日だが、その平日では出席出来ない人もいるので、思い切って土曜日の吟行句会というものを設定した。寒かったが新年からはじめたほうが勢いも付くというもの。一回目は顔合わせ、そして足慣らしということで、軽く新宿御苑を一時間くらい歩く、という設定にして、そのあとは近くのルノアールの個室を借りておいた。

辛夷の大きな芽が目立った。十月桜がひょろひょろと花をつけていた。寒桜が2,3個の赤い花を見せて、何より盛だったのは水仙だった。意外や御苑の池に水鳥を見ない。何故なのだろう。氷が午後も解けないのだから、矢張り寒い日だったのである。それでも若者はスカートで、私は上も下も重ね着ルックで身をかためていた。そういえば、数日前に仙台から孫娘が出てきたが、やはりミニスカートで颯爽とハイヒールだった。今日は寒いのよ、と言っても東京は暖かい、と言っていたっけ。

霜柱も今年はじめて見た。仙台に冬季限定のお菓子「霜柱」というのがある。落雁にする米の粉の中に、霜柱のような飴が埋めてある。2,3センチの小さな飴で口に入れたとたんに溶けてしまう。誰かが踏み荒らした土に、まさにその飴細工のように真っ白で、繊細な線の集りの霜柱がなぎ倒されていた。いや、飴がその霜柱を忠実に再現していたのだ。

俳句の収穫は、なかなか難しい。しかし、句会という時間は、一番の勉強の空間である。思い込みで作った作品が人には伝わらないことに、気がつく空間である。作品は遅遅として進まなくても、作らなければなお進まない。 ににん 

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