季刊誌「かいぶつ句集」

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編集 /AD   榎本了壱
デザイン    畑山功子

「かいぶつ句集」の発行人はたぶん黒川敏郎氏なのだろいう。毎年絵の個展を開いている。というのは書いていないからである。俳壇とはかかわりないような空気が手に取る時から感じられる雑誌である。
会員も八木忠栄・萩原朔美・金原亭世乃介・などの著名な各氏が参加していて、本を開く所からにぎわいが感じられる。今回紹介する号は「潜る」がテーマになった号である。

「潜る」をテーマに句を拾って鑑賞、そうして俳句も潜るを掲げて作るということで、全編が「潜る」なのである。エッセイがあり、吟行句があり、びっしり読み応えのある読後感は、大人の遊びに徹しているという感じた。

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